《カーンの大族長》イグラ
カーンの友よ、 お前はいつでも ここで歓迎される。

さらばだ。
何か必要なものはあるか？
ブラッドバウンドの砦は どこだった？
ブラッドバウンドの砦は、 ウロの泉の西端、 ドレッドウェイストとの境に 立っている。{^n}{^n}そこで惣領ヴィルガーを 見つけ、 我らの敵に殺戮を もたらすのだ！
そうしよう。
いや。 もう行かなくては。
*大族長イグラがうなずく*{^n}{^n}よく来た、 カーンの友よ。

さらばだ。
己の振る舞いに 気をつけよ、 下界の者。{^n}{^n}ここでの歓迎も、 いずれは 尽きるかもしれぬ。
そうしよう。
敬うべき惣領ヴィルガーと 共に働き、 我が民に誉れをもたらし、 古き関係を 修復するため忙しく 立ち回ってくれたそうだな。{^n}{^n}我らと、 かつての ドレングールの 盟友との傷を 癒やすのが下界の者が 癒してくれるなど、 誰が思っただろう。{^n}{^n}数が増した今なら、 ブラッドバウンドに 決定的な一撃を 与える機はあると 我は見ている。
何を計画している？
ブラッドバウンドが カーンホールドを 襲撃した時、 我らの首都を 奪うことはできなかった。 だがウロの泉の西にある 小さな砦は 彼らの手に 落ちてしまった。かつてはコルバの砦と 呼ばれていたが、 今では ブラッドバウンドの砦と 呼んでいる。{^n}{^n}ドレングールの盟友を得た今こそ、 そこを奪還する時だ。我らの門のすぐ前に 敵がいることを、 これ以上許しはしない！{^n}{^n}惣領ヴィルガーがお前を 名指しで求めている。敵の門前で彼と合流し、 できる限り力を 貸してやれ！
ブラッドバウンドは 敗北を味わうことになる！
準備する時間が必要だ。
この話は後にしよう。
*大族長イグラがうなずく*{^n}{^n}よく来た、 カーンの友よ。

さらばだ。
お前の戦いの音は ここまで聞こえていたぞ。{^n}{^n}忘れがたいバラッドになるだろう！
ベロナスを 救うことができた。
カーンの友よ、 お前は不可能を 成し遂げた。{^n}{^n}勇敢なドルイドたちと 共に、 誇り高き獣を 大いなる殲滅者の爪から 解き放ったのだ。彼らの名は歌の中で 生き続けよう。 だがお前の名は、 それにも増して その勇敢さと 粘り強さを称えられ、 祖先たちの永遠の広間へと 響き渡るだろう。{^n}{^n}無気力と敗北の瘴気が、 まさに今、 我らの肩から 取り払われたかのようだ。この日は、 今生きるカーンにも、 これから 生まれる者たちにも、 決して忘れられる ことはない。そしてそれはすべて、 夢想だにしなかったものの存在― 数世紀にわたる 不信を越えて 手を差し伸べようとした 下界の者のおかげなのだ。{^n}{^n}このささやかな捧げ物が、 我らの感謝の印として 足りるとよいのだが。
カーンはこれから どうする？
ベロナスの傷は深く、 大いなる殲滅者の触手に 貫かれて 何世紀も囚われている間、 完全に癒えることは 許されなかった。{^n}{^n}だが我らの癒やし手の助けがあれば、 大いなる獣は 再び立ち上がり、 その咆哮が谷に 響き渡る日が来ると 我は確信している。{^n}{^n}この日はカーンにとって 新たな始まりとなる。我らは祖先の地を 取り戻し、 アスターカーンに 自然の均衡を 回復するのだ。
それを聞けてよかった。
さらば！
ありがとう。さらば！
敬意を払おう、 下界の者。お前には半神と 手合わせする誉れを得た。 それは重荷でもあるが。{^n}{^n}ドルイドたちが 務めを果たせぬにせよ、 為すべきことは お前が成してくれると我は 見込んでいる。{^n}{^n}ベロナスは傷ついた獣だ。追い詰められれば、 激昂してもおかしくない。ためらうな。 躊躇はお前の破滅となる。 あるいは 我ら全員の破滅とも。
できることをしよう。
準備は十分だ。
これは簡単だ！
ブラッドバウンドが 西の地を支配して以来、 聖なる山へ登った者は ほとんどいない。{^n}{^n}かつて世界の屋根への巡礼は 通過儀礼とされ、 神々の息吹の中で舞い、 無限に広がる星々を 仰ぎ見る営みだった。{^n}{^n}今では我らは その多くを 失ってしまった。
それを 変えられるかもしれない。
己の振る舞いに 気をつけよ、 下界の者。{^n}{^n}ここでの歓迎も、 いずれは 尽きるかもしれぬ。
そうしよう。
ベロナスがいつか戻る、 と歌った歌はある。{^n}{^n}我はそれを、 よき日々を求めて泣く、 無為な物思い、 祈りに過ぎぬと 思っていた。だが語り部の長が 可能性があると 信じるなら、 我らはそれを最後まで 見届けねばならぬ。我らは半神に、 それだけの 借りがあるのだ。
できることをしよう。
疑わしいが、 試してみよう。
語り部の長と話せ。{^n}{^n}指導者たる重荷は 我が背負うが、 彼女は我らの民の魂を 背負っているのだ。
語り部は 重要な人物のようだな。
語り部マグウィンは アスターカーンの魂と 直接響き合い、 我らの祖先の記憶を 携えているのだ。{^n}{^n}私の曾祖父が大族長を 務めていた時にも、 彼女は既に語り部だった。今なお我らが彼女の知恵に 頼れることを、 我は畏れ多く思っている。
すぐに彼女と話そう。
彼女と話せるのは光栄だ。
彼女を探そう。
できるだけ早く。
お前は己を証し 立てて見せたぞ、 下界の者。{^n}{^n}傷を封じたことで、 お前はブラッドバウンドに 大きな打撃を与え、 感染の広がりを遅らせた。だが今度は、 その根源に 対処せねばならぬ。
駆け引きはもういい。真実は何だ？
お前の意図が 清らかであることは 示された。我らの苦境を さらけ出そうと、 もはや害はないと見る。{^n}{^n}先だって、 我は ブラッドバウンドについて 話したな。奴らは確かに 混沌の下僕かもしれぬ。 だが腐敗の源は、 つまるところ我ら自身が 生み出したものだ。おそらく察していた通り、 守護者の悲哀は 大いなる殲滅者の 祠ではなかった。それは、 我らの秘術士たちが 最大の罪を 封じるために 作った牢獄だったのだ。{^n}{^n}半神、 ベロナスは かつてカーンの古き 守護者であり、 アスターカーンの荒々しい 威厳そのものの 化身だった。今では 我らの破滅の先触れだ。それを止められぬなら、 我らの定めは、 高みから身を 投げるのと変わるまい。
希望はあるのか？
時はベロナスの鎖を 弱めていた。 だが、 それを解き放ったのは ブラッドバウンドだ。かつての守護者は今、 一歩ごとに腐敗を まき散らしている。それが世界の屋根に 到達した時、 何が起こるかを我らは 皆恐れているのだ。{^n}{^n}そして我らにはいずれも 考えがたい二つの 選択肢しかない。 一つは半神を討ち、 ついにその苦痛から 解き放つこと、 あるいは...{^n}{^n}我は微かな望みに すがるような者ではない。 だが 我らの語り部の長マグウィンは、 ベロナスはまだ救えると 信じているのだ。{^n}{^n}汝に最後まで 見届ける気があるなら、 ここカーンホールドで 彼女と話せ。他に道がなければ、 我らは命を捨てても、 かつて敬愛した守護者と 向き合う 覚悟をせねばならぬ。
語り部と話そう。
手を貸すことはできない。
ベロナスは どうやって腐敗した？
エルーランを何としても 倒そうとする 我らの愚かしい 足掻きの中で、 我らは神なる獣を 卑小な死すべき 者の争いへと 引き込んでしまったのだ。ベロナスは エルーランの軍団を 蹂躙した。 だがやがて、 彼らの戦争機械と 魔術に力を削られ、 もはや戦えなくなり、 カーンの戦線の背後へ 退いて 休むことを 余儀なくされた。{^n}{^n}そしてマートクの忌まわしい儀式が 虚無への裂け目を開き、 クトーンの 哀れな落とし子を 解き放った時、 すべての混沌が 噴き出した。知っての通り、 両軍とも新たな人ならざる脅威と 戦うために転針した。 そしてそれに続く 戦いのどこかで、 ベロナスは クトーンのエネルギーに 毒されてしまったのだ。{^n}{^n}獣は狂い、 敵と味方を 見分けられなくなった。それは アスターカーンへ退き、 行く手にあった ものすべてを殺し、 破壊の跡を残していった。ベロナスの生命力は 大地とすべての命に 織り込まれていたため、 腐敗もまた獣から 大地そのものへ広がり、 木々を歪め、 生き物を腐らせ、 岩にさえその 穢れた痕を残した。{^n}{^n}戦から数年後、 すべての部族が、 獣の腐敗が アスターカーン全土を 汚すのを防ぐため、 手を打たねばならぬと 決めた。各部族の勇敢な戦士と 最も強大な シャーマンたちが 結束し、 ベロナスを封じ、 縛りつけたのだ。それは何世紀もの間そこに 留まり、 この大いなる不正の記憶に 怒りを 煮えたぎらせる こととなった。そして時は流れ、 ブラッドバウンドが 部族へ公然と 挑むほど増長するまでに 至ったのだ。彼らはカーンホールドを 襲ったが、 城壁を破る ことはできなかった。だが、 皆の目がカーンホールドへ 向いている間に、 別の勢力が動き、 守護者の悲哀の 守り手たちを 圧倒し、 そこで彼らは 目的を果たした。ベロナスを解き放ち、 再び破壊の道へ置き、 アスターカーン全土に腐敗を 撒き散らす道を 開いたのだ。
では希望はあるのか？
この話を 整理する時間が必要だ。
すまない、 この話はまた後でしよう。
何が待つかを知りながら、 そこまで大胆に ドレッドウェイストへ 踏み込む者は多くない。{^n}{^n}その不屈の精神は 認めよう、 下界の者。
傷は封じたが、 腐敗は残っている。
ああ... そうなることは 分かっていた。{^n}{^n}我はお前に 率直ではなかった、 下界の者。 だが理解してほしい。エルーランが我が民に もたらしたのは、 苦痛と虐殺だけだった。お前を最初から 信じるなど、 我らには愚かなこととしか 思えなかった。我らからすれば、 お前は、 我らが止めたいと願う その力そのものを 求めて来たのかもしれなかったのだからな。{^n}{^n}その疑念がお前を ドレッドウェイストでの試練へ 送り込んだとはいえ、 そこでのお前の戦いに、 何の価値もなかった わけではない。傷を封じたことで、 お前は熱を止めたのだ。 だが感染の源は 今なお残っており、 今なお浄化されねばならぬ。
駆け引きはもういい。アスターカーンで 何が起きている？

この話を 整理する時間が必要だ。
お前を信じられるか 分からない。

ここで膿み広がる腐敗を 止めたいなら、 ドレッドウェイストへ行く 必要がある。{^n}{^n}他に道はない。
ドレッドウェイストは どこだった？
北にあるウロの泉を抜け、 西へ進まねばならぬ。見捨てられた ドレッドウェイストは その先、 ウタク・クナル遺跡の向こう側にある。{^n}{^n}現実に傷を 裂き開く ブラッドバウンドの儀式を 見つけ、 終わらせろ。すべてを封じれば、 腐敗の広がりは 止まるはずだ。
分かった。
分かった。
これがエルーランの 助けになるかは 分からない。
ブラッドバウンドは 我らの歴史に 刻まれた汚点だ。{^n}{^n}奴らこそ、 お前が追い求める 腐敗である。
どうやって ブラッドバウンドを 止める？
下界の者が異国の苦難に そこまで関心を 持つとは驚きだ。{^n}{^n}ブラッドバウンドの故郷は 死んだ地であり、 腐敗に汚されている。我らにとって 失われた場所だ。カーンが そこへ行くことを私は 禁じている。 捕らえられ 血を抜かれるか、 さらに悪ければ ブラッドバウンドの呪縛に 落ちるからだ。{^n}{^n}だが、 大いなる殲滅者の 虚無の広がりを 止めたいなら、 お前は そこへ行かねばならぬ。北のウロの泉へ向かい、 それから ウタク・クナル遺跡を 西へ抜け、 ブラッドバウンドの領域、 ドレッドウェイストに 入れ。{^n}{^n}現実に傷を 裂き開く儀式を見つけ、 終わらせろ。すべて封じれば、 いずれ大地も 癒えるかもしれぬ。
その傷を封じよう。
カーンの問題のようだな。
すでにその傷は封じたが、 腐敗は残っている。

質問してもいいか？
質問してよいかなど、 なぜ問う？{^n}{^n}言いたいことを言え。 答えるかどうかは 私が決める。
ブラッドバウンドとは 正確には何者だ？
彼らが古き亡霊にすぎぬと 言えたならよかったが。 恥辱にまみれた マートク氏族の、 最後の穢れた末裔だとな。だが最も醜い真実は、 彼らの数が 膨れ上がっていることだ。 祖先に忠実であり続ける 我らが、 弱い春の日差しの 下の霜のように しぼんでいく一方でな。{^n}{^n}我らの中にも、 そして おそらくあらゆる民の中にも、 記憶の始まりより前から、 死にゆく神を密かに 崇める者は常にいた。お前には、 我が何のことを 言っているか、 分かるようだな...我らは長きにわたり、 その影から目を 背けてきた。存在しないふりをした。カーンが 初めてエルーランに対して 戦の太鼓を 打ち鳴らした時、 部族が団結すれば我らは 止められぬと思っていた。{^n}{^n}だがゆっくりと血の潮は 我らに逆らい、 戦場に我らの死者が 山と積み上がった。不信が絶望へと変わり、 そしてその絶望の時に、 マートクの シャーマンたちが 恐るべき解決策を約束して 現れたのだ。 氏族長たちの心は、 危機から 抜け出せる道なら何でも 受け入れるほどに 弱まっていた。マートクの真の狙いは、 どんな犠牲を払っても カーンを勝たせる、 という邪念よりも 遥かに暗い企みだった。 彼らが仕えていた主は、 人のいかなる玉座より 古く、 おぞましい 存在だったからだ。{^n}{^n}その見えざる力は エルーランと カーンの双方が 流した暗き血を飲み、 マートクに 不浄な力を授けた。彼らは、 魔術と血の生贄から 鍛え上げられた、 言い表しようのない恐怖を 世界に解き放ったのだ。その惨禍はカーンも エルーランも逃さなかった。その日、 二つの仇敵同士は 生き残るための戦いに 縛られ、 合流することとなった。 やがて忌まわし きものどもは 打ち倒され、 封じられた。 だが両軍は等しく砕かれ、 多くの英雄が生まれ、 そしてその後、 その死が 悼まれることとなった。大地は今もなお、 その時為された ことの重みに 呻いている。{^n}{^n}恥と裏切りが カーンを引き裂いた。我らは不名誉にも 空洞となり、 アスターカーンの 凍てつく高みへ 逃れたのだ。だがそれでも なお腐敗の根は深かった。それは荒野の暗い場所に 留まり、 待ち、 見張っていた。そしてその後の長い冬に 飢饉が我らを 爪で裂いた時、 囁きは戻ってきた。 慰め、 力、 復讐を差し出し... そしてまた、 弱き者と砕けた者が 耳を傾けたのだ。{^n}
では、 どうやって彼らを止める？
もう一つ質問してもいいか？
考える時間が必要だ。
すぐ戻る。
ドレッドウェイストとは 何だ？
ブラッドバウンドの故郷は、 その名を口にするだけでも 舌が凍る。かつて、 マートクの腐敗より はるか昔、 そこは我らの祖先が 狩りをし、 採集を行った、 美しく豊かな、 聖なる森だった。{^n}{^n}ドレッドウェイストは 大いなる殲滅者の領域を 映すもの。 この悪を 封じ込められなければ、 我らの世界が どう変わるかを 垣間見せる場所なのだ。クトーンのエネルギーが 土の中で脈打ち、 木々は 黒焦げの殻となって立ち、 その根が蛇のように とぐろを巻く。 裸の枝は灰に覆われた空を 爪でかきむしる。そこでは鳥も歌わず、 狼も遠吠えせず、 空気そのものが 腐敗の味を帯びている。
では、 どうやって ブラッドバウンドを 止める？
もう一つ質問してもいいか？
すぐ戻る。
エルーランとカーンの間に 何があった？
古い物語で 伝えられている分しか、 我も知らぬ。大半の者にとっては、 エルーランとは 敵を意味する、 と知ってさえいれば 十分だった。 だが真実は もう少し複雑かもしれぬ。{^n}{^n}遠い昔、 カーンは 数多くのばらばらな部族であり、 互いに争うことも 多かった。我らは遠く広く移動し、 群れは多くの遠い 谷の草を味わい、 狩人たちはいつも 別々の狩場から 戻ってきた。時には南へ襲撃に出て、 アーコヴィア人の金や 香辛料を奪右こともあった。 だが彼らは おおむね自分たちの土地に 留まっていた。やがてエルーラン人が現れ、 カーンの部族が血で 贖ってきた権利によって 保ち、 守っていた土地へ 侵入してきた。無知なエルーラン人の 考えでは、 醜い建物で覆われ、 木々が切り倒され、 小川が畑へ 引かれていない限り、 土地は 所有されていないのだ。{^n}{^n}南のカーン部族は しばらくの間、 エルーラン人の開拓地を 襲うことを 戯れとしていた。開拓民は軟弱に見えた。 お前たちの 種族すべてが戦士と いうわけではないからな。 だがやがて軍が来て、 襲撃は退けられ、 侵食は続いた。やがてカーンの怒りは 煮えたぎり、 我らの歴史で初めて、 すべての部族が 一人の戦長の下に 団結した。我らの戦士は エルーランの前哨地を 粉砕し、 醜い建物を焼き払い、 入植者を大地から 一掃した。{^n}{^n}おそらくそこで 止まるべきだったのだろう。 だが血への渇きが 心を曇らせ、 惣領たちはさらに進み、 エルーランを海まで 押し戻そうと同意した。我らは敵を見くびり、 その血の代償は 双方にとって 大きいものとなった。
戦争中に何が起きた？
カーンには数の力があり、 我らの戦士の 荒々しい力は、 眼前のエルーラン人を 敗走させた。我らの大いなる獣たちは 彼らの心に恐怖を刻み、 防衛線を踏み砕いた。我らは止められなかった... しばらくの間は。{^n}{^n}だが我らは敵の狡猾さを 見くびっていたのだ。エルーランはすぐに 戦術を適応させ、 そして 最も鍛えられた軍団と 相対した時、 我らは岩の岸辺に 砕ける波のように 打ち砕かれた。カーンが 決定的な突撃を好み、 個人の栄光を 勝ち取るために 思い思いに 駆け込んでくるのに対し、 エルーラン人は規律と 忍耐に頼ったのだ。{^n}{^n}彼らは弱さを装い、 容易な標的を差し出しては 我らの戦団を 待ち伏せへ誘い込み、 そして手に 負えぬ暴徒のように 我らを切り崩した。彼らの軍は 密集陣形で前進し、 盾壁と要塞化した陣地を 支えとした。{^n}{^n}カーンが個々の氏族や 戦団ごとに ばらばらに攻めるのを、 エルーラン人は 集中した戦力で迎え撃ち、 一つずつ孤立させ、 破壊していった。我らの勢いは 血まみれの停止へと すり潰された。絶望が族長たちの 心を削り、 大族長は 困難な決断を迫られた。{^n}{^n}アスターカーンと 我らの生き方を守るため、 彼は、 マートク氏族が 忌まわしい業を 行うことを許したのだ。大地がカーンと エルーランの血に濡れる中、 不協和が頂点へ 達したところで クトーンの儀式が 執り行われた。{^n}{^n}想像力すらも 拒む悪鬼どもが現れ、 そのねじれた姿の周囲で 現実そのものが 歪んでいった。マートクの穢れた魔術は、 深淵の底から 大いなる殲滅者の声を 這い出させるに至り、 その異界の絶叫の 合唱は両陣営の戦士たちを 狂気へ追いやった。{^n}{^n}皮肉にも、 終わりが訪れたのは、 穢れていないカーンが 生き残ったエルーラン人と 脆い同盟を結び、 その怪物を我らの世界から 追放した時だった。 だが血と 恥の双方において、 すでに重過ぎる代償が 払われていた。カーンの部族は 打ち砕かれ、 傷を癒すために アスターカーンの 奥深くへと すごすご戻っていくしかなかった。マートクが 解き放った狂気にも かかわらず、 あるいはそのゆえに、 カーンは敗北したのだ。
では、 どうやって ブラッドバウンドを 止める？
もう一つ質問してもいいか？
語ってくれてありがとう。
すぐ戻る。
では、 どうやって ブラッドバウンドを 止める？
もう一つ質問してもいいか？
すぐ戻る。
やはりいい。どうやって ブラッドバウンドを 止める？
やはりいい。また戻る。
今なら質問する 時間はあるか？
ハッ、 よかろう、 エルーラン人。{^n}{^n}お前の好奇心を 満たしてやろう。



やはりいい。どうやって ブラッドバウンドを 止める？
いや、 やはりいい。
考える時間が必要だ。
また来る。
さて、 下界の者？{^n}{^n}求めるものは見つけたか？
守護者の悲哀へ行ってきた。
ならば、 大いなる殲滅者が今も カーンの魂の内で もがいている 様を見たのだな。{^n}{^n}ブラッドバウンドは、 腐敗の乳を すすっている 誉れなき屑どもだ。彼らのシャーマンは、 詠唱とルーンの一つ一つで 悪意を広げ、 それが かつて清らかだった 温泉の中で今も 膿み広がっている。{^n}{^n}この泉は、 それ以外のすべてが 人の営みを 拒絶するこの山々において 熱と命の源だった。 そして今、 その命が衰え始めている。ブラッドバウンドの思う ままになれば、 その毒は 大地全体へ広がり、 ケアンのすべてが 同じ運命を受けるだろう。{^n}{^n}彼らこそ、 お前たちの腐敗の 源でもあるのだ。
どうやって彼らを止める？

この話はまた後にしよう。
すぐ戻ってくる。
さて、 下界の者？{^n}{^n}求めるものは見つけたか？
守護者の悲哀はどこだ？
自力でカーンホールドまで 登ってきたのに、 今度は外への道が 分からぬというのか？{^n}{^n}カーンホールドの東門を 出て、 川を北へ たどりウロの泉へ向かえ。守護者の悲哀は 穢された場所であり、 見落としようがない。
今からそこへ行く。
まだだ。
お前はウルフガルンの印を 持っている。 ゆえに話すことを許そう。{^n}{^n}なぜカーンを求める？
腐敗の源を見つけたい。
カーンは長きにわたり、 この悪と争ってきた。その触手は遠くまで 広がっているが、 根はここアスターカーンに 深く張っている。{^n}{^n}望むなら、 その本質を 自ら見るがよい。それを許そう。{^n}{^n}東門の衛兵は お前を拒まぬ。門を通り、 川に沿って 北のウロの泉へ向かえ。ここから遠くない場所に、 守護者の悲哀と呼ばれる、 冒涜の儀式によって 穢された地がある。{^n}{^n}お前が本当に真実を 知りたいのなら―ならば、 その恐怖を その目で見るがいい。
いいだろう。
エルーランへ 戻らねばならない。
守護者の悲哀には もう行ってきた。

聞いてもいいか？
我が務めは民を 導くことであって、 招かれざる客を 楽しませることではない。{^n}{^n}無駄話がしたいなら、 他の者の耳にでも すがりに行け。
すまない。腐敗の話に戻ろう。

怒らせる つもりはなかった。
いや、 やはりいい。
すまない、 すぐ戻る。
ではお前が エルーランから来た者か。 興味深い。{^n}{^n}別の時代であれば、 お前を所有物として 捕らえ、 珍品として 飼っていたかもしれぬ。南の大敵について より多く学ぶため、 お前を 調べ上げたことだろう。{^n}{^n}だがすべては変わった。エルーラン帝国は砕け、 古き力同士の戦争が すべての命を脅かし、 人類を一つに縛っている。今は 大いなる目的の時代だ。 旅人よ、 お前の目的は何だ？
ウルフガルンに、 あなたと 話すよう言われた。彼の印を持っている。
常に警戒を 怠らぬウルフガルンが、 自らお前にこの誉れを 与えたのか？{^n}{^n}ウルフガルンは、 余人を容易く 認める男ではない。{^n}{^n}話しに来たと言うなら、 よかろう、 話せ。

今は何もない。
ちょうど出ていく ところだった。
モグドロゲンの布告に より、 お前には この壁の内での庇護が 与えられる。{^n}{^n}だが、 お前の首が肩から 落ちていないのは 我が命令によるものだ、 下界の者。{^n}{^n}いかにも認めよう、 お前は珍しい存在だ。 だが興味はやがて薄れ、 退屈は刃を鞘の中で 震わせ始めるぞ。
分かった。
無礼を働くつもりはない。
